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ceramics

長い時を人と共に過ごした物、人の強い願いや想いを一心に受けた物が持つ存在感がある。

 

これは、その存在感のみを物体として存在させる試みである。私の一連の作品は、「実物」に土を塗り重ね、そのまま高温で焼成することにより出来上がる。結果、実体は消失(焼失)し、内側にその輪郭だけを鮮明に残している。後に残ったモヤモヤした形態は、かつて物体だった形を内包し、「ここに存在していた証」として存在し続けている。

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